別居を決めたとき、最初に直面したのが「住まい、どうしよう?」という問題でした。実家に戻るか、ひとりで出るか――私も悩みました。
私は30代、共働き、子なし。夫の不貞が続き、もう一緒にはいられない。でも、急に家を出たとして、どこに住むのがいいのか――。
何を優先して決めればいいのかも分からず、私はしばらく足踏みしてしまいました。
この記事では、そんな“かつての私と同じように迷っているあなた”へ、実家と賃貸、それぞれのリアルなメリット・デメリット、そして後悔しない判断軸をお届けします。
そもそも、別居先はどうやって選べばいい?
別居先は、単に「寝る場所」ではありません。これは、あなたが自分を取り戻すための“再スタートの拠点”です。
だからこそ大切なのは、感情だけで決めず、目的とリスクを整理して選ぶこと。
では、ここから具体的に【実家】【賃貸】を比較していきましょう。
【実家に戻る】という選択
💬私の実体験
私は最初、実家に戻りました。安心感はありましたが、「いつまでいるの?」という空気、両親の過干渉、「仕事してるのに家事もしてね」的な圧も正直あって、3か月で賃貸に移動しました。
【賃貸を借りる】という選択
💬実体験から学んだこと
私は後半、ワンルームの賃貸を契約して「これがやっと私の居場所だ」と思えました。部屋のレイアウトを変えて、アロマ焚いて、ちゃんと自炊して、“心の再建築”が始まったのは、この部屋に引っ越してからだったと今でも思います。
後悔しないための判断軸✅5つのチェックリスト

経済的に、今すぐ賃貸を契約できる?
- 貯金が数ヶ月分あるか
- 初期費用(家賃2〜3ヶ月+保証料)を無理なく払えるか
- 離婚後の生活を見越して“無理のない支出”か?
いま自分に必要なのは「安心」か「自由」か?
- 家族の支えが必要?
- 一人で心を整えたい?
→ 安心=実家、自由=賃貸が基本軸
相手に居場所を知られたくない場合、安全性は確保できるか?
- 実家がバレている場合 → 賃貸 or シェルターが安全
- DV・ストーカーの場合 → 支援センター+住民票閲覧制限を活用すべき
住民票や郵便、書類管理をどうする?
- 実家だとプライバシーが守れない可能性も
- 賃貸なら、手続きが一括で完結するメリットあり
心の余白はどこで生まれる?
- 誰にも気を遣わず泣ける場所
- “元の私”を取り戻せる空間
→ 実家でも賃貸でも、「自分を大切にできる場所」であることが最重要
選んだあとの「備え」も忘れずに
まとめ✨答えはひとつじゃない。自分を取り戻せる場所を選んで
別居は、人生の大きな転換点。でもそれは「終わり」じゃなくて、新しい生活の“土台”をつくる第一歩でもあります。
大切なのは、“何を失いたくないのか”“どこで自分らしく呼吸できるのか”という感覚。あなたが、自分の人生を自分の手で守れる場所を選べますように。
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